黒ダイヤ 人別帳 キング選鉱場 [BOOK/New] (ENBAN/2020)
’20. 幾重にも重なる袿を纏う円盤のまといのひとつ「円盤のレコブックSeries」. レコードをコレクトする、いや「知らないものを知ろうとする」という観点からも面白いPhaseとなっていると思うんです. 今回はとうとう着手した「委託制作盤」についてのガイドブック、完全コレクトなど到底無理な巨大レーベルによる委託制作盤その2となるキング編. 遅からずこの獣道で「NCS」という品番に悶絶するもの多数、我々は「選択の余地」すら与えてくれなかったキングの底無し沼をNo Choice Seriesと呼んでいる. バッキングのクオリティの高さに安堵感すら漂うが故、「いつかヒドイ作品に出会うはずだ」と発掘に命をかけているみなさんもそうでないみなさんも、この60年代〜80年代に掛けて各地でストリートに解き放たれた魑魅魍魎についての考察、胸焼けを抱きながら妄想を繰り返して頂きたい次第です. [簡易オンデマンド印刷/A5判/55p]黒ダイヤとは...「米国では知られざるRockを白日の下に晒す目的として (好事家のオラオラ節のような気もしますが) Nuggets、Pebblesと鉱脈を掘り起す作業は70年代から行われてきた、80年代に入りBack From The Graveの名の下、墓を掘り起す作業、もっと言えばSin Alley/Desperate R&R/Jungle Exotica/Frolic Dinner/Big Itchなど各ジャンルのプロトタイプでズッコケと新しい原子を探す作業、90年代にはBack To Front、Power PearlsとPunk/Power Popを掘り起す作業をはじめ、卒業写真をコレクトするようなTeenageshutdownと様々な発掘コンピレーションに枚挙に暇がない. そりゃ人の数だけ考え方があるように、過去の表現者の数に近く「表現」は残っているもの. ココ日本でもメジャーからリリースされたモノの量には比べ物にならないが音楽ソフトの歴史を重ねただけ、無数に存在する自主盤・委託制作盤. 嘗て各地に存在した魑魅魍魎をまとめることにとうとう着手した. そう、これは大衆による大衆へのカウンターである.」- JPN: 円盤 (new) no#[11/07/2020-45][01/04/2022-01][再陸揚][昭和歌謡/演歌/ガイドブック]