生井達也 / ライブハウスの人類学 [BOOK/New] (晃洋書房/2022)
’22. Aka apartment、生井先輩. 一体どうやって食い扶持を得ているのか全く知らなかったし、知る気もなかったが社会学者だと知ってしまった以上サンプルにされてしまう恐怖と並走してきた自分が情けないし可愛くもある. 仰々しく「人類学」と謳っているのはある種の篩にもとれる、「簡単に足を踏み入れるなよ」価格も納得. これが、めちゃくちゃ面白い. なんの気なしに送ってきた生活・バンド・音楽産業にまつわる人間の行動・情況をこんなに紐解いてもらって. 体験と俯瞰と冷静な分析、そりゃそうか学者だから当たり前か. これ「音楽」で食い扶持を得ようとしてる人だけじゃなくて、僕ら音楽で食ってる人間が「一般」と分けたがるじゃないですか、その前に一回落ち着いて読むと轍の踏み込み良い感じでできそうな感覚で、「常マイルス・デイビスはひとを笑わそうとして演奏に臨んでるんじゃないか」と思ってる僕には、この apartment aka 生井達也も同様に思えましたね、まだ途中までしか読んでないけど。[A5判ハードカバー/195p]- JPN: 晃洋書房 (new) 9784771035669[01/30/2022-04][社会学/人類学]